Benidubからのご挨拶

こんにちは!わたしたちベニダブは、間違いなく「ダブ」が大好きです。ダブに人生を捧げてきたと言ってもいいかもしれません。わたしたちは、スペインのバレンシア州キャステリョンを拠点に革新的なエフェクターを昔ながらの手法を用いて開発しています。

わたしたちが組み立てる機材ひとつひとつは、大音量のライブ・パフォーマンスやツアーにも耐える構造になっています。良質な部品を採用するのはもちろんのこと、スタジオ使用でも高音質が得られるように新旧の技術を取り入れています。

音楽楽器と同等に扱うことのできるエフェクターをデザインすることをコンセプトにしていると言ってもいいでしょう。一度置いた機材を同じ場所で使うアプローチではなく、Benidubを“演奏”することで新しいインスピレーションや発見をライブやスタジオ環境で感じてもらえればと思います。いつもサポートありがとう!

Benidubチーム一同
20225

 

■Benidubについて

スペイン、バレンシア州を拠点にダブ・サイレンといったアナログ・シンセサイザーやダブ・ミックスのための専門機材であるディレイ・リバーブ・フィルターを製作しているのがBenidub Audio Eelectronics(ベニダブ)です。

BENIDUBはブランド名にDUB(ダブ)を冠している通り、ジャマイカのヴィンテージ機材のクローン化や独自の回路研究からダブ・サイレンやダブ・エフェクターを製作している世界でも稀なレゲエ・ダブ専門の機材メーカーです。楽曲プロデューサー兼サウンドシステムの機材エンジニアだった経験を生かしこれまでにレゲエのサウンド、ダブ・エンジニアやプロデューサー向けの機材を数多く発表してきました。

また、リミックス文化の原点となったジャマイカのダブという音楽ジャンル・手法が、1960年代後期から今日まで変化を遂げ続け、レゲエ・ダブに限らない多種多様な音楽を新しく生み出してきたように、様々な音楽シーンでアーティストによって彼らの“メッセージ”を伝えるためのツールとしてBenidubの機材を活用してもらうこともBenidubの掲げるミッションです。

 

■沿革

―黎明期

2010年、サウンドエンジニアー兼レゲエ愛聴家であるサンドロ・ムセッティ(Sandro Musetti)がスペインのバレンシア州でベニダブを設立。プロトタイプのダブ・サイレン、コンプレッサー、フィルター、多数のダブ機材を自身の音楽スタジオや友人のために制作を開始。

―ガレージブランドへ

サンドロとパートナーのヴァレンティナが電子工学と製品の組み立てを、兄弟のマルコ・ムセッティ(Marco Musetti)がグラフィックと機械工学を担当。当時は、クローゼットの中でプリント基板のエッチングをしたり、バスルームでアルミシャーシケースに穴あけをしたり、オーブンでグラフィックを転写させたりと、すべてがハンドメイド生産だった。

その後、イギリスのSteve VibronicsやMark Iration Steppasによる機材の起用や最初のディストリビューターとなったユナイテッドカルチャージャパンによるサポートによって、その名が世界へと知られるように。

多数の流通業者と取引を開始、生産ラインを増員。

―現在から未来へ

2022年、需要の増加とリリースを控える豊富な新製品ラインナップを受け、Benidub Audio Electronicsへと法人化。

 

■メーカー名の由来

BENIはスペイン語で、“last son(最後の息子=男兄弟の末子)”を意味するアラビア語のBNIに由来します。

中世の時代、スペインの一部はアラビア帝国の支配下にあり、キリスト教を信仰する国ではありませんでした。当時、キリスト教を信仰する国々は地名にキリスト教にちなんだ名前を付けることが通例でしたが、今もベニカシム(Benicassim)、ベニマクレット(Benimaclet)、ベニファッサー(Benifassar)、ベニチュッサー(Benitusser)など、どこどこの子、どこどこの末裔・子孫と言うように家系を示すBENI~という地名がスペインに点在しているのはその名残りだそうです。

「BENIDUB」を英訳すると“The Last Son of Dub”、日本語にすると「ダブの子、ダブの子孫、ダブの末裔」。これがBenidubの名前の由来になります。

 

■ディストリビューターについて

2012年からユナイテッドカルチャージャパン (U.C.J.)は正規代理店として、日本国内における恒久的な“ダブ”ミュージック発展への貢献を理念に掲げ、Benidub機材の流通・販売を行っています。